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TiMidity++


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Last Update: 2004-10-04 00:57:40 JST

TiMidity++ 2.13.3 Released

Win32 console でコンパイルできない問題が見つかったので、修正したバージョンの2.13.2をリリースします。Win32 以外の環境には影響がないので、 Win32 以外をご利用の方はバージョンアップの必要はありません。

TiMidity++ 2.13.2 は SourceForge.net のリリースシステムからダウンロードできます。チェックサムは以下の通りです。

% sha1sum TiMidity++-2.13.2.tar.*  
8e603146e1164335303a5ac5dff291f369241b4e  TiMidity++-2.13.2.tar.bz2
8d1762aeda0ed765f2f49e5560a8700f490c1853  TiMidity++-2.13.2.tar.gz

TiMidity++ 2.13.1 Released

TiMidity++ のバージョン 2.13.1 をリリースします。

このバージョンではいくつかのバグフィックスに加えて、 libao、 FLAC、 Speex、 さらに GTK+2 への対応がなされています。変更点の一覧は Wiki 上にあります(訳注: リンク先は英語です)。

TiMidity++ 2.13.1 は SourceForge.net のリリースシステムからダウンロードできます。チェックサムは以下の通りです。

% sha1sum TiMidity++-2.13.1.tar.*  
3e85f5c5f5256409ff5174596734297c69668e66  TiMidity++-2.13.1.tar.bz2
fb09eb13c9ce2dcf046bd4a55032a46c34192c42  TiMidity++-2.13.1.tar.gz

Project CVS が移動 (by SourceForge)

SourceForge.net がプロジェクトの cvsroot を変更したとアナウンスしています。 TiMidity++ の新しい cvsroot は :pserver:anonymous@cvs.sourceforge.net:/cvsroot/timidity です。

Ogg FLAC / Speex をサポート

FLACSpeex への出力に対応しました。

libao をサポート

libao アウトプット・モードが CVS に追加されました。


TiMidity++ とは

General Information

TiMidity++ は,MIDI を WAVE に変換しながら演奏するためのソフトウェア・シンセサイザです。このソフトウェアは、あらかじめデジタルデータとして用意された音源ファイルと MIDI ファイルを入力すると、それらをリアルタイムに合成しながら再生することができます。また、再生だけでなく、RIFF 音声フォーマットなどの PCM データとしてハードディスクに保存することも可能です。TiMidity++ はGNU 一般公衆利用許諾契約書に従い公開されている、フリーソフトウェアです。

歴史

TiMidity++ は 1995 年にリリースされた、 Tuukka Toivonen <tt@cgs.fi>*1 さんによって書かれた TiMidity 0.2i が原型となっています。 このバージョンを 最後に TiMidity オリジナルの開発は行われていません。開発は TiMidity++ と名前を改め出雲正尚氏らに引き継がれました。オリジナルとのバージョンと区別するため,「++」という記号をパッケージ名の最後に付けています。

機能

  • MIDI ファイルを、外部の音源なしで演奏することができます
  • 対応読み込みフォーマット: SMF, MOD, RCP/R36/G18/G36, MFI
  • 対応書き出しフォーマット: .wav, .au, .aiff, .ogg, ほかにもたくさん
  • Gravis Ultrasound 互換のパッチファイル、または SoundFont を音声データとして使用可能です
  • 再生中の曲の情報を表示することができます
  • さまざまな UI があります: ncurses, gtk, Win32-GUI, ほかにもたくさん
  • ネットワーク越しに MIDI ファイルを取得して演奏できます
  • 圧縮してある MIDI ファイルをそのまま読み込めます
  • 演奏中の音楽のスペクトログラムが表示できます
  • 演奏をトレースできます

*1 彼は仕事が忙しいとの理由で、開発が止まってしまいました


ダウンロードとインストール

ソースコード

リリース

最新のリリースは 2.13.0 です。SourceForge のミラー で入手できます

開発版

注意: このバージョンは安定しているとは限りません。バグも混入している可能性が高いです。このソースを使う場合には各自注意して使うこと。

  • 毎日最新版の hourly tarballs を利用できます
  • あるいは直に CVS にアクセスしてもよいでしょう:
    $ cvs -d :pserver:anonymous@cvs.sourceforge.net:/cvsroot/timidity login
    (Logging in to anonymous@cvs.timidity.sourceforge.net)
    CVS password:  (何も入力せずただリターン)
    $ cvs -d :pserver:anonymous@cvs.sourceforge.net:/cvsroot/timidity co timidity

Ports/Packages

TiMidity++ はたくさんの人によってたくさんのプラットフォームに移植されています。 FreeBSD、 NetBSD、 多くの Linux ディストリビューション、 Windows (および/または Cygwin 環境)、そして Mac OS にはそれぞれ独自の移植版が存在することが知られています。

これらを利用するのが一番簡単でしょう。一部はリンクに載っています。

ソースから自力でコンパイルする

もしも開発版の TiMidity++ がどうしても必要なら、あるいはあなたの環境にはコンパイル済みの移植版が存在しないなら、さもなくばデバッガと週末を過ごすことがあなたの趣味なら、 TiMidity++ を自力でコンパイルするより道はありません。 Install instructions (訳注:リンク先は英語) を参照してください。 TiMidity++ は GNU autotools を利用しているので、コンパイルは簡単なはずです

全くの処女地で自力移植する

TiMidity++ は HP-UX から OS/2 までいろんなプラットフォームに移植されているのですが 、もし TiMidity++ があなたのプラットフォームに移植されてないとしても、心配しないで大丈夫。 TiMidity++ はとても移植性が高いので、 gcc のあるプラットフォームなら移植は簡単です。


コミュニティ

バグを発見したときは

TiMidity++ が動かないだとか、 /dev/rand の代用品にしかならなそうな場合などは、詳しい状況を添えて TiMidity++ バグ情報のページまでお知らせ下さい。

メーリングリスト

TiMidity++ には二つのメーリングリストがあります:

TiMidity ML
メインの方のメーリングリストです。開発はおもにこの ML 上で行われています。が、開発以外の話題も大歓迎です。
timidity-talk
英語での情報交換を目的として立ち上げられました。

その他ドキュメント

TiMidity++ ドキュメントプロジェクトでドキュメントの整備を行っています。より具体的な情報が得られるかもしれません。


リンク

本体配布

TiMidity++ はたくさんの方に携わっていただいています。感謝。

オリジナルの方の TiMidity by Tuukka Toivonen さん
ディスコンにつき University of Waterloo SCAでミラーされてます
www.timidity.jp by 出雲正尚さん
TiMidity++ の公式サイト。以前のリリースなどはここにあります。
TiMidity++ for Macintosh by 野上貴哉さん
Mac OS X Cocoa 版を開発しておられます
Ranvis software by 佐藤研太郎さん
Classic Mac OS 版を開発しておられます
TiMidity++ Experimental by Saito2 さん
TiMidity++ 試験版(コア)を開発しておられます。
TiMidity Page by 青木大輔さん
Win32GUI 版を開発しておられます。

関連のプロジェクト

WinUMP by 末永圭司さん
TiMidity を使った Windows 用の UMP です
twsynth by 末永圭司さん
TWSYNTHは、TiMidi++を通常のMidiデバイスすとして使えるようにしたものです。 TWSYNTHとMidiループバックデバイスを使えば、通常の音楽再生ソフトからTiMidity++の高音質の出力得ることができます。
TiMidity MCD for OS/2 by Darwin O'Connor さん
TiMidity++ を OS/2 のマルチメディアシステムに組み込んで、通常の MIDI デバイスとして扱えるようにしたもの、のようです(訳注:すいません訳者 OS/2 のことはあまり分かんないもので……)
timidity.dll by PT2K さん
TiMidity++ をラップして DLL として使えるようにしたもの
TiMidity++R by Yuukis さん
Ruby/GTK+ による TiMidity++ フロントエンド